ボディメイク・ボディビルの大会に出場したいけど、「どのカテゴリを目指せばいいの?」「それぞれ何が評価されるの?」と疑問に思う方も多いはず。
本記事では、日本国内の主要大会で採用されている出場カテゴリごとの審査基準・目指すべき体型・適したトレーニング内容を詳しく解説します。
メンズフィジーク|逆三角形&健康的な引き締めボディ
審査基準:広い肩幅、厚い胸板、細いウエストの逆三角形シルエット。健康的で清潔感のあるスタイルも重視され、顔立ちや立ち振る舞いも評価対象。
体型の目安:バルクは控えめでもOK。腹筋のカットがはっきり見えるレベルが理想。
トレーニングのポイント:
- 肩・胸・背中を重点的に鍛えてVラインを作る
- 脚はバランスのために最低限
- 有酸素と食事管理で脂肪を落とす
クラシックフィジーク|美しいバランスとクラシックな筋肉美
審査基準:黄金比に近いボディバランス、クラシックな筋肉美。ボディビルと違い、身長ごとに体重制限が設けられており、過度なバルクは求められない。
体型の目安:全身バランスよく鍛えられた引き締まった筋肉。腹筋のカット、脚の仕上がりも重要。
トレーニングのポイント:
- 全身をバランスよく鍛える(特に脚も抜かりなく)
- ポージングの美しさを追求
- 体重制限があるため、食事管理が必須
ボディビル|筋肉量・カット・全体バランスの完成度
審査基準:最大限の筋肥大、部位ごとのカット・セパレーション、全身のバランス。バルク+仕上がり重視。
体型の目安:全身に厚みと迫力があり、体脂肪は極限まで落ちている。
トレーニングのポイント:
- 部位ごとの筋肥大を狙った高重量トレーニング
- オフ期はバルクアップ、減量期は徹底したカット出し
- 脚も含めて全身を徹底的に作り込む
ビキニフィットネス(女性)|女性らしい曲線と引き締め
審査基準:女性らしい柔らかいライン、美しい姿勢、健康的で引き締まった身体。過度な筋肉はNG。
体型の目安:ヒップアップ、くびれ、脚の引き締まり。腹筋は薄っすら見える程度。
トレーニングのポイント:
- ヒップ・体幹を中心に下半身メイン
- 適度な有酸素運動で脂肪をコントロール
- バルクアップより「美しいライン」重視
フィギュア(女性)|筋肉の明確な輪郭とバランス
審査基準:ビキニより筋肉量が求められ、より立体的な筋肉とバランスが評価される。
体型の目安:肩・背中・下半身すべての筋肉がバランスよく発達している。腹筋・ヒップのカットも明確。
トレーニングのポイント:
- 上半身・下半身ともに筋肥大を意識
- ポージング練習必須
- ビルダー寄りのトレーニングが必要
まとめ|目指すべきステージに合わせて戦略的に鍛えよう
大会ごとに「何が評価されるのか」は大きく異なります。
憧れの選手を見つけるのも良いですが、自分の骨格やライフスタイル、好きなボディメイクに合ったカテゴリを選ぶことが、長く楽しく続けるコツです。
トレーニング内容・減量方法・ポージングも、目指す大会カテゴリに合わせて最適化することで、初出場でも十分にチャンスがあります。
「どこを目指せばいいか迷っている」という方は、ジムのトレーナーや大会出場経験者に相談するのもおすすめです。