「昨日は減ってたのに、今朝は増えてる…」
「こんなに頑張ってるのに全然減らない」
体重の数字に一喜一憂してしまう経験、あなたにもあるのではないでしょうか。
でも断言します。その考え方のままでは痩せません!
なぜなら、ダイエットの成果は“毎日の体重”には表れにくいからです。
1. 体重は「変化するのが当たり前」
体重は1日で500g〜2kg程度上下してもまったく不思議ではありません。
- 前日の塩分・水分量
- 便通の有無
- 筋トレ後の筋肉の炎症(むくみ)
- ホルモンの影響(特に女性)
これらによって一時的に数値が上下しても、それは「脂肪が増減したわけではない」のです。
2. “痩せたかどうか”は体重で判断しない
本当に見るべきは、見た目の変化・ウエストのサイズ・体脂肪率です。
筋トレを始めたばかりの人は特に、筋肉が増えて体重が増えたとしても、引き締まって見えることが多くあります。
体重だけを追いすぎると、正しい方向に努力できているのにモチベーションを失う危険性があります。
3. ダイエットの結果にはタイムラグがある
体の変化には最低でも2〜3週間の「反応待ち期間」があります。
筋トレをしても、栄養を変えても、今日の行動が明日体に反映されることはまずありません。
だからこそ、「1〜2週間、数字が動かなくてもやるべきことを続ける」ことが最も重要です。
“変わっていないように見える時期”こそ、体の中では着々と準備が進んでいるのです。
4. 一喜一憂する人の典型的なNGパターン
- 体重が減らないと焦って食事をさらに減らす → 代謝が落ちる
- 前日より増えたから運動を倍にする → 疲労が蓄積して継続不能に
- 数値が変わらない=やっても無駄と感じて挫折
このように、数値依存型の思考は「間違った調整」と「継続困難」を招きます。
5. 正しい測り方・見るべき指標とは?
毎日体重を測ること自体はOKですが、“週平均”や“3〜4週間単位の変化”で判断するのが正解です。
- 月曜日と金曜日の差
- 過去30日間の傾向
- 体脂肪率・ウエスト・服のサイズ感
これらを基準にすることで、ブレないダイエット思考が身につきます。
6. 痩せる人が持っている共通点
- 短期の体重ではなく、長期の習慣を重視している
- 筋肉を落とさないように栄養と睡眠も整えている
- “数字”より“状態”を見る意識を持っている
数字は参考、本当に見るべきは「あなた自身の変化」です。
7. 一人でのダイエットが合わない人もいる。それは悪いことじゃない
パーソナルトレーナーとして多くの方をサポートしてきた中で、僕が実感していることがあります。
それは、性格的に“一人でのダイエット”に向いていない人もたくさんいるということ。
もちろん、情報収集して自分で試行錯誤できる人もいます。でも、不安になりやすい・成果が出ないと落ち込みやすい・自己判断で調整して失敗してしまうというタイプの方も少なくありません。
そんな方にとって、トレーナーの存在は「安心材料」であり「継続の軸」になります。
「このやり方で合ってますよ」「今は数字が動かない時期だから焦らなくて大丈夫」
そんなひと言があるだけで、数字に左右されずに正しい道を進みやすくなるのです。
自分ひとりでは不安になるのが普通。
むしろ、自分に合った環境を選ぶことこそ、成功の近道です。
パーソナルジムでは、継続・判断・修正・習慣化までトータルでサポートできます。
「継続できなかった過去がある」「今回は本気で変わりたい」そんな方こそ、ぜひ活用してほしいと僕は思います。
まとめ|“数字中毒”をやめて“変化思考”へ
毎日の体重に一喜一憂している限り、心が先に折れてしまいます。
目指すべきは、「痩せるために数字を追う」のではなく、「変化を出すために続けられる環境を整えること」です。
継続できる人こそ、いつか“数字も見た目もついてくる”。
それがダイエット成功の真実です。