日本の主要なボディビル・ボディメイクの大会・団体と主な競技カテゴリーを解説
「ボディビル大会」と一言でいっても、実は主催団体によってルールや審査基準、カテゴリーが大きく異なります。
この記事では、日本国内で活動している主要なボディビル・ボディメイク関連の団体と、各大会で設定されているカテゴリーについて詳しく解説します。
1. JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)
JBBFは日本における最も歴史あるアマチュアボディビル団体で、文部科学省・JOC(日本オリンピック委員会)加盟団体でもあります。
- 特徴:ドーピング検査あり/ナチュラル志向/国内での権威性が高い
- 代表大会:日本ボディビル選手権、日本クラス別ボディビル選手権、日本フィットネス選手権など
主なカテゴリー
- メンズボディビル
- メンズフィジーク
- クラシックフィジーク
- ウィメンズフィジーク
- ビキニフィットネス
- フィットモデル
2. FWJ(Fitness World Japan)※旧NPCJ
FWJは、IFBB Pro Leagueの日本窓口であり、プロカード獲得のチャンスがある数少ない団体です。
NPC(米国)基準に沿っており、世界を目指す選手や華やかなステージ演出を好む選手に人気があります。
- 特徴:ドーピング検査なし/プロへの登竜門/衣装・演出の自由度が高い
- 代表大会:JAPAN PRO、EVOLGEAR CUP、NATURAL CUPなど
主なカテゴリー
- メンズフィジーク
- クラシックフィジーク
- メンズボディビル(Bodybuilding)
- ビキニ
- ウィメンズフィギュア
- ウェルネス
3. SSA(サマースタイルアワード)
SSAは、「かっこいい体」「美しいスタイル」を競う大会として若年層を中心に人気。
大会の雰囲気はモデルコンテストに近く、審査基準も「ビジュアル」「ポージング」「表現力」を重視しています。
- 特徴:エンタメ性が高い/ルックス重視/衣装・演出に個性が出せる
- 代表大会:日本大会、地方予選など
主なカテゴリー
- スタイリッシュガイ
- ビューティーフィットネスモデル
- スポーツモデル
- ビキニモデル
4. NABBA JAPAN(ナバ・ジャパン)
NABBAは世界的に歴史のある団体で、アーノルド・シュワルツェネッガーも輩出した由緒ある組織。
日本ではまだ発展途上の印象がありますが、本格的なボディメイク層からの支持を集めています。
- 特徴:海外連携/クラシックスタイル重視/衣装やポージングの美しさを評価
- 代表大会:NABBA JAPAN Grand Prixなど
主なカテゴリー
- メンズフィジーク
- クラシックボディビル
- モデルフィジーク
- トーンドフィギュア
5. BBJ(ベストボディ・ジャパン)
BBJは、「健康的で美しい体」を目指す方の登竜門的存在として全国に展開している大会。
フィットネス競技よりもモデル系のビジュアルや所作が重視され、男女ともに一般層の挑戦がしやすいのが特徴です。
- 特徴:ビジュアル・マナー重視/競技未経験でも出場しやすい
- 代表大会:日本大会、地区予選、地方大会など
主なカテゴリー
- ベストボディ部門(年齢別)
- モデルジャパン部門
- マッスルモデル部門
目的に合った団体を選ぼう
ボディビル・ボディメイク大会は、ガチの筋肉美を競うものから、モデル系・表現系まで多彩なジャンルがあります。
・ナチュラル志向 → JBBF
・プロカードを目指したい → FWJ(NPC)
・エンタメ性や表現力重視 → SSA
・伝統的な美を競いたい → NABBA
・初心者でも挑戦しやすい → BBJ
目標や自分のスタイルに合わせて、最適な舞台を選ぶことが、長くボディメイクを楽しむコツです。
まとめ|あなたに合った「ステージ」を見つけよう
どの団体にも魅力があり、それぞれの価値観・審査基準・大会の雰囲気があります。
まずは観戦してみるのもおすすめ。
自分が「出たい」と思えるステージを見つけたら、そこに向けて体づくりを始めましょう。
競技を通じて、見た目も中身も変わる自分をぜひ体感してみてください。